【プロは「できません」は禁句だが「この金額ではできません」はOK!!】
わたしがあえてこんなことを言うのは
こちらがした仕事に対して正当に評価せず、
仕事にケチをつけることで、
安く仕事させようというお客さんがいるからです。
そういうお客さんはクライアントという立場を利用して
優位なポジションにいるため、
「わたしはプロです。あなたもプロであるなら、
ここを直しなさい。うんぬんかんぬん・・・。」
作る側からすると、12時間以上かかる
大変な作業を平気で修正しろ!と言ってきます。
わたしは自分を職業デザイナーだと
思っているので、言わば「職人さん」です。
クライアントがその仕事を振っているということは、
その人は自分では作業ができないから仕事をあなたに渡してる訳です。
わたしたちは、プロです。
こちらからしてみると、
「できる」けど、「時間がかかる」。
だったら、あなたは
「(この金額と時間では)できないものは、できない」と
言うべきです。
ですから、時間の安売りをしてはいけません。
あなたの時間は貴重なはずです。
「自分の仕事を正当に評価してほしい。
職人の仕事の価値を下げないでください。」
と、わたしは言いたいのです。
プロは「できません」は言ってはいけないが、
「この金額では、できません」は言ってもいい。
何でも「はい、はい。では、直します。」と安請け合いして、
「直ぐにYES」という人と思われること自体、
世渡りにおいて、損をしてます。
ただし、職人気質(しょくにん・かたぎ)という言葉がありますが、
口ケンカをすることが職人の仕事ではありません。
仕事を正当な評価をしない相手は、
わたしのお客さんではないし、
あなたのお客さんではないというだけなのです。
職業デザイナーになれるか否かは、
「真っ当な価格で、ドライに仕事をやれる」
ビジネスライクな生き方を選択するということ。
「嫌なものは嫌です」と言う
勇気を持ってください。