売上=集客数×成約率×単価×リピート率 Part1

こんにちは!ヤギハシワードプレス講座の八木橋まさあきです。

「売上を増やしたい。それなら、もっと人を集めよう!」

ビジネスをしていると、こんなふうに考えることがあると思います。

ブログのアクセスを増やす。SNSのフォロワーを増やす。広告を出して、商品を知ってもらう。どれも大切な取り組みです。

ただ、集客数が増えれば、そのまま売上も増えるとは限りません。

商品に興味を持つ人が来ているか。魅力が伝わっているか。購入後も、また利用したいと思ってもらえるか。こうした部分も売上に関わります。

そこで今回は、「集客数・成約率・単価・リピート」という4つの視点から、売上を伸ばすための考え方を整理します。Part1では、とくに「集客」に焦点を当ててお話しします。

1.売上を伸ばすには、4つの要素を見直そう

売上を伸ばす4つの要素

タイトルの式は、売上に関わる要素を整理するための考え方です。それぞれの役割を見てみましょう。

要素 意味 見直すポイント
集客数 商品やサービスに接する人の数 必要としている人に届いているか
成約率 訪れた人のうち、購入・契約した人の割合 内容や価値が伝わっているか
単価 1回の購入・契約あたりの金額 提供する価値と価格が合っているか
リピート 購入後に、再び利用してもらうこと 継続して選ばれる理由があるか

ここで、数字の扱いには少し注意が必要です。

リピート率は、そのまま売上に掛けるための倍率ではありません。正確に売上を計算する場合は、購入回数や購入頻度なども確認します。

たとえば、ある期間に1,000人が商品ページを訪れ、そのうち2%が1万円の商品を1回ずつ購入したとします。

1,000人 × 2% × 1万円 = 20万円

これは、説明のための仮の数字です。同じ集客数でも成約率が3%になれば、売上は30万円になります。さらに再購入があれば、その分の売上が加わります。

つまり、人を集めることに加えて、購入につながる割合や、購入後の関係にも改善の余地があるのです。

2.集客は「人数」と「相性」をセットで考える

集客の「人数」と「相性」

アクセスが増えているのに、問い合わせが少ない。

そんなときは、訪問者の人数だけでなく、「どんな人が来ているのか」を確認してみてください。

たとえば、初心者向けのWordPress講座を案内しているとしましょう。

高度なプログラミングの情報を求めている人よりも、「自分でホームページを作りたいけれど、何から始めればよいかわからない」という人のほうが、講座の内容と合う可能性があります。

まずは、次の3つを具体的にしてみましょう。

  • 誰に向けた商品・サービスなのか
  • その人は、どんな場面で困っているのか
  • 利用すると、何ができるようになるのか

「初心者向け」という言葉も、もう一歩掘り下げられます。

自分のお店のホームページを作りたい人なのか。商品の紹介ページを作りたい人なのか。既存サイトを自分で更新したい人なのか。

困っている場面がわかると、ブログのテーマやSNSの投稿内容、広告の見出しも考えやすくなります。

集客数を見るときは、流入元ごとの問い合わせや購入もあわせて確認しましょう。人数が少なくても、商品との相性がよい経路が見つかることがあります。

3.集客には、知恵と工夫、伝え方の更新が必要

知恵と工夫・伝え方の更新

元記事でもお伝えしているとおり、集客は競争の影響を受けます。

似た商品を扱う人が増えたり、同じ広告や投稿が繰り返し表示されたりすると、これまでの伝え方では反応を得にくくなることがあります。

そこで必要になるのが、知恵と工夫です。

ただし、目新しさを求めるあまり、商品とかけ離れた見出しを使うと、訪問後の期待とのズレが生まれます。

工夫したいのは、読者が「これは自分に関係がある」と気づける切り口です。

たとえば、同じWordPressの情報でも、次のようなテーマが考えられます。

  • お店の営業時間やアクセス情報を載せる方法
  • 商品紹介ページに必要な内容の整理
  • スマートフォンで読みにくいページの見直し方
  • 問い合わせボタンをわかりやすく配置する方法

どれもWordPressに関する内容ですが、読者の困りごとが異なります。

日々の質問や問い合わせを振り返ると、発信のヒントが見つかります。繰り返し聞かれる質問は、読者が知りたいことを考える手がかりです。

「何を発信しよう」と迷ったら、まずは実際に聞かれた質問をひとつ選び、具体例を添えて説明してみてください。

4.集客した後は、LPで価値と次の行動を伝える

LPで価値と次の行動を伝える

ブログやSNSで興味を持ってもらえたら、次は商品・サービスの案内につなげます。

ここで重要になるのが、LP(ランディングページ)です。

集客用のLPには、提供内容を説明し、問い合わせや申し込みなどの行動を後押しする役割があります。

たとえば、「初心者向けのLP制作方法」を紹介する投稿から案内ページへ移動したのに、専門用語が並んでいたら、読者は自分に合う内容か判断しにくくなります。

集客時のメッセージと、LPの内容をつなげましょう。

LPでは、次の情報を整理すると、読者が検討しやすくなります。

  • 誰に向けた商品・サービスなのか
  • どんな内容を提供するのか
  • 利用すると、どう役立つのか
  • 料金や対応範囲はどうなっているのか
  • 申し込み後は、どのように進むのか

そして、最後に何をしてもらいたいのかを明確にします。

「資料を受け取る」「相談を予約する」「商品を購入する」など、そのLPで中心となる行動を決めてください。

LPの基本については、ワードプレスを使った一枚もののウェブチラシ(LP)についても参考にしてみてください。

5.数字を確認し、止まっている場所から改善しよう

数字を確認して改善する

売上を伸ばすためには、「何となく反応が悪い」という感覚を、確認できる数字に置き換えていきます。

まずは、同じ期間で次の数値を記録してみましょう。

確認する数字 改善を考える手がかり
LPへの訪問数 集客経路や案内の見せ方
問い合わせ・購入件数 提供内容や価値の伝え方
ボタンのクリック数 行動への関心と、その後の流れ
フォームの完了件数 入力項目や操作のしやすさ
平均購入単価 商品構成や提供範囲
再購入の状況 利用後の満足度や継続案内

たとえば、訪問数が少ないなら、ブログやSNSからの案内を見直す余地があります。

訪問数はあるのに問い合わせが少ないなら、対象者との相性や、LPの説明を確認します。

ボタンは押されているのにフォームが完了しないなら、入力項目や送信時の不具合も調べてみましょう。

こうした数字は、原因を断定するものではありません。どこを調べ、何を改善するかを決めるための手がかりです。

成約率を計算するときは、問い合わせを成果とするのか、購入を成果とするのかを決め、分母もそろえます。

たとえば、購入を成果とし、LPへの訪問回数を分母にするなら、次の式です。

成約率(%)= 購入件数 ÷ LPへの訪問回数 × 100

比較する期間や集計方法をそろえることで、変化を確認しやすくなります。

まずは、自分のビジネスで「人が来ていないのか」「来ているけれど申し込まれないのか」を整理してみてください。

売上を構成する要素を分けて考えると、次に取り組むことが見えてきます。Part1で押さえておきたいのは、必要としている人に届く集客と、訪問後に価値が伝わる流れをつくることです。

以上、八木橋まさあきでした